ある識者は「地方活性化の切り札は新幹線」とおっしゃる。交通の要所に「賑わい」が持たされるのは間違いないと思うし、交通は地方活性化必要条件であろう。でもこれだけだろうか。十分条件は何だろう。多くの地方活性化の取り組みがある。これらの持続性も考える必要もある。
欧米では、脱炭素も大事ながら持続性を重んじる人が多いらしい。日本も持続性に異を唱える人はいないだろう。でも問題は優先順位の決め方。これには文化的背景もありそうだ。
持続性、、、社会の大きな課題もさることながら、自分自身がみつめてきたものを振り返ることで考えるヒントが増えるかもしれない。それは宇宙、電子技術、そして育った環境などであるが、それらの関連施設や土地を訪ねることがこの「浦道を行く」のテーマである。交通の要所が栄えることは生活のための経済基盤がモチベーションであるが、交通が不便でも行きたいところに人は行く。そして新たなモチベーションを後世に伝えていくものだろうと思う。
経済成長が炭素社会を生み出し、社会生活の足かせになってる、と論ずる識者も出てきている。(e.g. 人新世の「資本論」(斎藤幸平著))持続性とはいったいなんであるか、単純に語れるものではないようだ。
神戸、名古屋、大阪、京都、川崎、横浜、イギリス、インド、に住んできた。津々浦々で見てきたことをここに書いていきたい。